『財閥家の末息子』を観た感想!不満なしの面白さ

この人たちの中に、僕を殺した人がいる。

韓国ドラマ『財閥家の末息子(原題:재벌집 막내아들)』は、同名のウェブ小説を原作とした全16話の連続ドラマです。2022年11月からJTBCで放送が始まり、最終回の視聴率は26.9%と大記録を残しました。

韓国での大ヒットを受け、2023年4月12日から日本でもLemino(旧:dTV)で独占配信が開始されました。

『財閥家の末息子』のあらすじは、主人公であるユン・ヒョンウ(ソン・ジュンギ)が長年スニャングループに忠誠を尽くし、多くの汚れた仕事をこなした末に、裏切られて銃撃で倒れるところから始まります。

しかし、彼が目を覚ますと、1987年の過去にタイムリープしていて、しかもスニャングループの会長の孫であるチン・ドジュン(ソン・ジュンギ)に、魂が乗り移っていたという驚きの展開が待っていました。

こうして二度目の人生を歩むことになった彼は、自分の殺害を指示した一族への復讐を果たすため、未来で得た知識を使った戦いが始まります。

転生×タイムスリップ×経済バトルと面白い要素が詰め込まれた『財閥家の末息子』ですが、どんなものかと思いながら視聴してみました。

結論、めちゃくちゃ面白いです!

さすが、韓国で大ヒットを記録したドラマです。過去にタイムスリップして、自分を殺した一族に復讐するというファンタジー要素がありながらも、人間関係やリアルな韓国の経済状況にも切り込んでいます。主人公をソン・ジュンギが一人二役を演じることにも驚かされましたが、その演技力の高さには開いた口が塞がりませんでした!

今回は、『財閥家の末息子』の見どころや感想を紹介したいと思います。

※本記事ではドラマ前半部分の軽いネタバレを含みます。

韓国ドラマ好きパンダくん
ソン・ジュンギと会長役イ・ソンミンの演技が凄すぎる!
\『財閥家の未息子』はLeminoで独占配信中/

『財閥家の末息子』の見どころ

ソン・ジュンギの一人二役

注目すべきは、なんといってもソン・ジュンギの演技です!

今回、財閥一家に起こる様々な問題を管理・解決する秘書として、奴隷のように扱われながらも忠誠を尽くしたユン・ヒョンウと、およそ30年前にタイムスリップして財閥一家の一番年下の孫であるチン・ドジュンとして、まったく異なる二つの役柄を見事に演じています。

ソン・ジュンギは特殊メイクを使用せずに10代から40代の男性演じ分け、その自然すぎる演技力が注目されています。

韓国俳優の中でも随一のベビーフェイスと評されるその甘いマスクと、高い演技力を併せ持つユン・ヒョンウだからこそ出来る演技は必見です。

韓国ドラマ好きパンダくん
高校生役もアラフォーサラリーマン役もまったく違和感ない

財閥家の内幕

このドラマは、韓国を代表する財閥スニャングループの内部事情を中心に、莫大な財産と権力を巡る継承争いが描かれています。

スニャングループは、創業者であるチン・ヤンチョル会長が率いており、彼は自身と似た性格を持つ孫のドジュンに目をつけています。

しかし、その裏では会長の息子や孫たちが権力闘争を繰り広げ、ドジュンも巻き込まれます。

また、スニャングループは不正や汚職などの問題を抱えており、それらを暴くために登場する検事や記者もいます。財閥家の裏側に隠された真実や陰謀に興味がそそられ、経済ドラマとしての見応えも十分です。

韓国ドラマ好きパンダくん
未来の知識を活かしたドジュンならではの戦い方がカッコいい!

時代背景

このドラマは1987年から始まります。

1987年といえば、韓国で民主化運動が盛んになった年であり、政治的な混乱や社会的な変化が起こっていました。この時代背景もドラマに影響を与えており、登場人物たちの思想や行動、実際に起こった事件として反映されています。

例えば、ヤンチョルが乗る飛行機に爆弾が仕掛けられるテロや、グループを危機に追いやるIMF危機など全て韓国で実際に起こった事件です。

他にも映画『タイタニック』の大ヒットや、チェスの世界チャンピオンとコンピュータとの対決、Amazonの誕生など、未来を知るドジュンは将来伸びる企業へ次々に投資して資産を増やしていく姿が描かれています。これを不審に思う人が現れたり、自分の想像していた展開とは異なる出来事が起こったりと様々な問題が起こりますが、その解決方法も見どころの一つです。

韓国ドラマ好きパンダくん
見ているだけで韓国の経済や株について詳しくなっちゃうやつだコレ

実際に視聴した感想

このドラマを視聴したところ、本当に楽しめました。

ストーリーはスピーディーで飽きさせない上に、登場人物たちも魅力的で感情移入できました。特にソン・ジュンギの演技は圧巻で、一人二役を演じるだけでなく、その中でもさまざまな感情や状況に応じて表情や声色を変えていました。例えば、ヒョンウとしては誠実で忠実な雰囲気を出しながらも時々鋭い眼光を見せたり、ドジュンとしては冷徹で傲慢な態度を取りながらも時々優しさや苦悩を見せたりします。

また、他のキャストとも良い化学反応を起こしており、特にイ・ソンミン演じる会長との絡みはとても見応えがありました。あたりの空気を重く張りつめさせる凄みのある会長との舌戦は、ドラマ史にも残る名シーンだったと思います。

このドラマはファンタジー要素がありますが、それだけではなく人間ドラマでもあります。登場人物たちはそれぞれに過去や秘密を抱えており、それらが徐々に明らかになっていきます。また、彼らは自分の信念や目的に向かって行動しますが、その過程で葛藤や苦難に直面します。その中で彼らは成長したり変化したりします。例えば、ドジュンは自分を前世で死に追いやったグループへの復讐だけを考えていましたが、次第にその気持ちも変化していきます。ドラマは原作小説やウェブコミックでは描かれなかった人物や出来事へのフォーカスもしているので、より解像度の高い『財閥家の末息子』の世界を楽しめたのも良かったです。

総評として、このドラマは不満なしの面白さだと思います。本当に見どころが多く、テンポの良い展開で飽きないばかりか、ネットでの評価もとても高いです。なにより視聴率が高いので(最高26.9%)、韓国ドラマファンならぜひ観てほしい作品です。

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『財閥家の末息子』のネット上の評価

『財閥家の末息子』を視聴した国内外の良い感想と悪い感想をご紹介します。

良い口コミ

「全16話ぜんぶ面白かった。まず脚本が良かったし、それを支える豪華キャストの演技力も凄すぎる。特に会長の迫力は本物。最終回の結末は、あれでよかったと思う(韓国)」

「1話からタイムリープするお話で、冒頭からとても面白く吸い込まれるように見入ってしまった。特に終盤の怒涛の展開は最高。イ・ソンミンの無言でも存在感を発揮する演技は、鳥肌モノでした(韓国)」

「韓国の歴史も経済のことも全く分からないけど、そんな事気にならないぐらい面白かった(日本)」

「映画みたいなクオリティ。かなりの数のドラマを見てきたけど、今まで一番好きな作品(日本)」

悪い口コミ

「原作と違う結末にしたせいで、あっけなく終わってしまった感が拭えない。ラストは原作のままで見たかった(韓国)」

「独占配信だから、日本だと視聴できるのがレミノしかないのがキツイ。サブスク貧乏とはこのことか~」

まとめ

今回は『財閥家の末息子』の見どころや感想を調査してみました。

視聴した多くの人が「おもしろい」といった意見が多く、逆にネガティブな評価を付けているのは「結末が原作と違うから」という理由がほとんどでした。

本作は、復讐ドラマというジャンルではありますが、実際に視聴してみるとドロドロとした陰湿なものとは違い、互いの腹を探り合い、会社を掌握するために激しい攻防戦や、どんでん返しが織り込まれたテンポの良いドラマです。

原作至上主義や経済モノが苦手でなければ、誰でも楽しめる一品ですので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

『財閥家の末息子』についての皆さんの感想や評価も、コメント欄で教えてください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

韓国ドラマ好きパンダくん

ドラマレベルが高い韓国で、最高視聴率26.9%を記録するほどの超人気作!おすすめなので、ぜひ見てね!

 

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