イ・スンギとイ・ヒジュン豪華2大キャスト主演のクライムサスペンスドラマ『マウス〜ある殺人者の系譜〜』。
本記事では、この作品に登場する連続殺人事件の犯人について解説していきたいと思います。結末ネタバレを含む考察記事になりますので、ネタバレをしたくないという方は気をつけてくださいね。
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連続殺人事件の犯人は一体誰なのか?
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結論から申しげますと、連続殺人事件の犯人はチョン・バルム巡警です。
バルムこそが、ハン・ソジュンの息子であり、サイコパス遺伝子の中でも上位1%しか存在しない怪物”プレデター”です。
バルムの過去!本名は、チェ・ジェフン
バルムの本名は、チェ・ジェフン。
幼少期には、すでにサイコパスの特徴がございました↓
- ウサギの腹の中が気になる切り裂く
- 水槽にアンモニアを垂らす
- 愛犬を溺死させる
などなど…。
ジェフンには「人間の感情」を持ち合わせていませんでした。
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母親(バルムの実際の母親は、ハン・ソジュンの妻)は、そんなジェフンをみかねて殺害を決意。しかし、OZ組織の一員であるソン・スホに殺害され、家を焼き払われてしまいます。
その事件後、ジェフンは、ようやく自分の異常さに気づき教会で「良い子の仮面を被って生きる」と神に誓い、自身の名前を“バルム(善意)”と名乗って生きるのでした。
ソン・スホの殺害で殺人衝動が起きてしまう
バルムは、心のどこかに自身の母親を殺した犯人を殺したいそういう気持ちがあり、犯人を探すことになりますが、一向に手がかりが見つかりません。
そのため、手がかりを見つけるために警察官となり一般の社会に溶け込みます。
ある日突然、バルムの元にメールが届きました。そのメールの内容とは、“母親を殺した犯人ソン・スホの居場所”が記載されていました。
吹き出し:これもOZが仕組んだ罠だったんだよ〜
バルムは、ソン・スホの元へ行き感情のままに殺害。この殺害を機に連続殺人犯となってしまったのでした。
快楽を求め、殺害を繰り返すバルム。7つの大罪を“犯さなかったもの”をゲームを楽しむかのように次々に殺害していきます。
しかし、そんなバルムに転機が訪れます。
ソジュンによりヨハンの脳を受け継いだバルム
いち早く、連続殺人事件の犯人が、バルムだと気づいたヨハン。バルムを追い詰め、殺害を試みますが、ムチに銃で撃たれてしまいます。
2人とも絶命の状態。そこで、OZの代表であるヨンシンは、ハン・ソジュンに脳移植の手術を依頼します。
ソジュンは、自身の息子バルムのためヨハンの脳を移植することに成功。
手術にヨハンは絶命し、バルムは一命を取り留めました。
しかし、バルムは、命を取り留めたものの一時的な記憶障害に合わせ、ヨハンの脳を移植したことから「人間の感情」をも受け継ぐことになります。
それでも完全に普通の人間になれたわけではありませんでした。
正義感に満ち溢れムチと一緒に犯人を追い詰める中、怒りに任せ犯人を殺してしまいます。
- ヒョンチョルの殺害
- カン・ドクスの殺害
などなど。
しかしながらバルムが今までと違う点、それは「人間の感情」があること。
次第に記憶が戻ってきて、自身の過ちに対し、ひどい罪悪感に苦しめられることになります。
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結局、バルムは、自首をし警察に逮捕されることに。
自分の父親と同じ刑務所に配属されたバルムは、初めてハン・ソジュンと対面します。今までの過ちを清算するため、そしてムチの想いを背負って、ソジュンを殺害するのでした。
バルムの最後
完全に思われたソジュンの脳移植手術でしたが、ある一定期間がすぎると絶命してしまうそんな不正確な手術でした。
例外なくバルムもその1人でした。
バルムは、少年時代のころ、自身の名前をバルムと名乗ると決め、「人間の感情」をくださいと祈った教会にてゆっくりと息絶えます。
皮肉といった表現が正しいのでしょうか?
神様はバルムに望み通り「人間の感情」を与えたのでした…。
チェ・ヨンシン率いるOZが真の犯人!
さて、ここからOZ組織について解説していきたいと思います。ある意味、OZという組織こそがこの連続殺人事件の真の犯人といえま。
OZの野望、それはサイコパス胎児堕胎法案の成立です。
OZの代表であり大統領秘書室長ヨンシンは、なんとしてでもこの案を成立させたいそんな野望がありました。
そのため、サイコパス遺伝子を持っているバルムあるいはヨハンに大量殺人を行なってしまい世論にこの法案を成立は不可欠だと仕向ける必要がありました。
OZは、サイコパス上位1%のプレデターはヨハンではなくバルムであると気づき、殺人をするように仕向けます。
吹き出し:いち早くOZの存在に気づいたヨハンは、自分たちは実験用マウスであるバルムに告げるのはこういう事実が隠されていたんだよ〜
バルムに、ソン・スホの居場所をメールで送ったのは、紛れもないOZです。
結果的に、OZの思惑通りこのサイコパス胎児堕胎法案はバルムの事件を機に成立。サイコパス遺伝子を持っていると見られる胎児を生まれる段階から堕してしまうという残酷な法律が定まってしまったのです。
サイコパス胎児堕胎法案は正義なのか?
作品中では、皮肉にもサイコパス胎児堕胎法案が成立してしまいました。では、果たしてサイコパス胎児堕胎法案の成立は正義なのでしょうか?
筆者が思うにこの法案は、否決されるべき法案だと思います。
確かに、バルムのような連続殺人犯を食い止める策としては、必要不可欠な法案だと言えます。
しかし、デメリットとしてヨハンのような優秀な遺伝子を捨ててしまうことになり韓国を代表する立役者が出てこない可能性が非常に高くなってしまいます。
しかも、1%のサイコパス遺伝子を持ったジェフンでさえOZが介入しなければ自身の殺人衝動を抑えながら生きていた可能性もあるんです。
そんな全ての可能性をも捨て、まだ罪も犯していない胎児を殺してしまうのはいかがなものなのでしょうか?
それこそ、殺人と何も変わらないのではないでしょうか?
胎児を殺すのではなく、サイコパス遺伝子を持った子供とどう向き合うのか?がなされるべき施策なのではないでしょうか。
まとめ
以上、『マウス〜ある殺人者の系譜〜』の犯人ネタバレ解説でした!
いかがだったでしょうか?
連続殺人事件の犯人は、まさかのチョン・バルムでした。黒幕として暗躍していたのは、ヨンシン率いるOZという組織。
果たして、OZの組織がしたことは正しいといえるのでしょうか?
皆さんはどのように感じましたか?
ぜひコメント欄にて感想をお聞かせいただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。