韓国ドラマ『サーチ~運命の分岐点~』視聴率1位を獲得したドラマが打ち切り? その真相とは

2020年、韓国テレビ局OCNのドラマで最も高い視聴率を叩き出し、最終回には自身の最高視聴率を塗り替えて有終の美を飾った大注目のドラマ『サーチ~運命の分岐点~』。

女性アイドルとしても活躍を見せる “クリスタル”の鬼気迫る演技や、いま業界大注目の若手俳優チャン・ドンユンの共演でも大きく話題を集め、脇を固める実力派俳優の支えもあってスリルが高まるストーリーを見事に描き出しました。

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クリスタルとドンユンの画像

韓国ドラマ初とも評されるミリテリースリラーというジャンルで、北朝鮮との国境線沿いにある非武装地帯で起きた謎を追求していき、最後には予想だにしない結末へと向かっていきます。

視聴者からも「今年見た作品でベスト5に入る!」など高評価で迎えられ、国内外問わずそのクオリティの高さを称賛されています。

そんな大人気の韓国ドラマシリーズの本作は、なぜか打ち切りになったという噂が多く聞こえてきます。

韓国国内ではその噂に言及はあったのか、今回はそのあたりの真相についてご紹介していきたいと思います。

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『サーチ~運命の分岐点~』は本当に打ち切り?

果たして韓国ドラマ『サーチ~運命の分岐点~』は本当に打ち切りになったのでしょうか?

結論:打ち切りになっていません。

韓国テレビ局OCNから公式な発表はなく、打ち切りになったという正式な情報はどこにも見当たりません。

韓国国内のサイトなどにも、そのような報道は見られませんでした。

では、どうして打ち切りになったという噂が出回ったのでしょうか。

その理由と思われる要因をいくつかに分けてご紹介していきます。

  • エピソード数
  • 前評判は悪かった?
  • 謎が残る最終回

エピソード数

韓国ドラマはテレビの編成上、ドラマは1週間のうちに2回分のエピソードが放送されます。

しかし1クール(ドラマシリーズ1作品分)は、日本と同じサイクルになっていますので、単純計算で日本のドラマの2倍のエピソード数が普通だということになります。

すなわち、日本で10話分のドラマが放送されるとしたら、韓国では同じ期間で20話分放送されるということです。

長編の作品が生まれやすいのは、こういった環境が関係しているのですね。

さて、今回の『サーチ~運命の分岐点~』が何話分あったかと言いますと、

一話1時間の長さで、全10話が放送されました。(現在、各配信サービスでは、30分ごとに区切られ、全20話となっています。)

韓国ドラマは、全16話や全20話のドラマ作品が多いため、ファンは本作が打ち切りになったのではないかと勘繰ってしまったようです。

OCNのドラマ編成としても16話分のドラマシリーズがメジャーなのですが、全12話枠と全10話枠も存在し、本作以外にも『メロホリック』や『タイムズ』など人気がありながらも短めのシリーズというドラマも多数存在します。

なので、本作が必ずしも打ち切りだとは言い切れないかもしれませんね。

16話だと思ってたのに、急に終わると悲しいよね~

前評判は悪かった?

若手俳優チャン・ドンユンと、女性アイドルグループf(x)のメンバー”クリスタル”の共演で注目を浴びた本作ですが、放送される前はすこぶる評価が低かったようです。

というのも、本作の脚本を手掛けたク・モさんですが、「北朝鮮との国境線沿いにある非武装地帯・DMZを舞台に、ある化学物質が原因となって、人々に脅威が降り注ぐ」という設定の作品を、3本立て続けで書いているようなのです。

設定はほぼそのままに、キャラクターを変え、ストーリー構成を変え、映画ではなくドラマにして、など工夫しながら一つの世界観を追求するタイプの脚本家というわけです。

そのこと自体は決して悪いことではないのですが、前作の映画が大失敗に終わっています

批評家からは猛烈なバッシングを受け、興行的にも大赤字だったようです。

前評判だけを耳にした視聴者は、10話で終わりを迎えたことを知り、打ち切りだと断定してしまったようです。

しかしそんなク・モさん脚本の本作は、前評判こそ悪かったものの、放送が始まると視聴率は伸び続け、人気シリーズに成長していきます。

見事な返り咲きを見せたク・モさんのストーリーテリングにもぜひ注目してご覧ください。

謎が残る最終回

ドラマを最後まで見た方にだけわかる、突然の打ち切りを感じさせる要因があります。

それは、最終回にも回収されることがなかった謎についてです。

第1回から丁寧に散りばめられていく伏線は、後半にかけて気持ちよく回収されていくのですが、その中でもいくつか気になる謎が、最終回で慌てたように、スン中尉(俳優:クリスタル)の語りで回収されていきます。

この最終回に違和感を感じた視聴者は一定数いたようでした。

序盤から散りばめられていた伏線が回収されなかったことで、違和感を感じた視聴者はいるようですが、それでも高評価には変わりないようですね。

最終回で残ってしまった謎や、回収されなかった伏線などは、ネタバレを含む内容になるため、また別の記事でご紹介いたします。

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サーチの画像

あらゆる憶測から打ち切りになったと噂される本作ですが、れを裏付ける情報は得られませんでした。

完成度の高い作品だっただけに、短いシリーズだったことを惜しむ気持ちがあるのかもしれませんね。

『サーチ~運命の分岐点~』で見どころポイント3選

あらゆる噂が飛び交う中、テレビ局内で最高視聴率を叩き出した本作は、出演者の魅力だけに留まらずクオリティの高いストーリーに、おすすめできる見どころがたくさんあります。

今回はそのごく一部から、ドラマの見どころとなるポイントを三つご紹介いたします。

気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

  • チャン・ドンユンと犬の交流
  • 韓国軍隊生活の素顔とは?
  • 美しく逞しい女優たち

チャン・ドンユンと犬の交流

チャン・ドンユン演じる主人公ヨン・ドンジンは、軍用犬のハンドラーという役職についています。

獣医の勉強を積んだことで犬の世話もできるドンジンは、常に軍用犬のレオと行動を共にするのです。

その微笑ましいトレーニング風景や力を合わせて真相を突き止める逞しい姿など、ドンジンと軍用犬のコンビは本作最大の見どころです。

ぜひ注目してご覧ください。

韓国軍隊生活の素顔とは?

韓国では普通の文化である徴兵制度ですが、日本人にとって軍隊生活は日常的な風景ではありませんよね。

主人公ドンジンは表彰もされるほど優秀な兵士ですが、間近に迫った除隊を心待ちにしている平和を望む青年です。そんなドンジンを慕う部下たちや、厳しい上下関係を振りかざす上司など、軍隊生活ならではの人間模様が多数出てきます。

民間人との関わり方にも、軍人特有の秘密保持的な性質が見えてくるかもしれません。

そんなコミュニティで、正直で素直な正義感の強いドンジンがどのように振舞っていくのか、その辺りが本作の見どころとなっています。

かっこいい兵士の肉体美も見られるぞ~!

美しく逞しい女優たち

男社会の軍隊の中で、腕力でも負けず劣らずのエリート女性兵士2人を演じているのが、“クリスタル”と“ムン・ジョンヒ”のお二人

2人ともアクションがとにかく素晴らしいのは言うまでもなく、負けん気が強い迫真の演技に熱烈なファンも多いようです。

クリスタルは現役のエリート軍士官を演じているのに対し、ムン・ジョンヒ演じるダヒョンはかつて精鋭部隊に配属された現村人という設定。

しかし共通して2人とも信念を貫き、男性に物怖じしない姿は、女性も惚れ込むかっこよさです。

美しさを兼ね備えた強力なエリート兵士2人に、ぜひ注目してご覧ください。

『サーチ~運命の分岐点~』打ち切りまとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、打ち切りの噂が飛び交う本作の真相と、噂の要因となったいくつかのポイントをご紹介してまいりました。

さまざまな理由を検証してきましたが、決して評判が悪くて打ち切りになったということではありませんでした。

通常の韓国ドラマとは異なり全10話の短いシリーズですが、その完成度には定評がありますので、気になっている方はぜひご覧になってみてください。

最後までこの記事をご覧いただきありがとうございました。

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