大ヒット作となった韓国映画「パラサイト」はポンジュノ監督によるブラックコメディ作品です。貧困層のキム家と裕福なパク家の間で繰り広げられる物語で、経済格差を痛烈に風刺しながら、サスペンスやコメディなど多様なジャンルが混じり合っています。第72回カンヌ国際映画祭パルムドール賞ほか、多数の賞を受賞しています。そんな映画に主要キャストとして出演していたイソンギュンさんが亡くなりました。今回は、イソンギュンさんの若い頃の出演作についてまとめていきます。
韓国映画『パラサイト』キャスト死亡はイソンギュン
パラサイトに出演し、死亡したキャストは俳優のイソンギュンさんです。2023年12月27日、ソウル中心部の公園の近くに止められた車の中で、死亡しているのが見つかり、遺書もあったことから警察は自殺と見ており享年48歳でした。これまでに多くの作品に出演し、知名度も高かった俳優であったことから突然の訃報に韓国では激震が走りました。
イソンギュンさんと言えば、亡くなる2か月前の10月に薬物使用疑惑が報じられ、尿による簡易検査及び毛髪・爪などを含む体毛全ての検査結果で陰性判定が出たにも関わらず、警察から3回にも及ぶ取り調べを受けていました。
そして、亡くなる日に妻であり女優のチョンヘジンさんに向け遺書を残し、亡くなったと思われます。実際のところイソンギュンさんが薬物を本当に使用したかはわかりませんが、これまで順調だった仕事が薬物スキャンダルで一気に影を落としたことにより、死を選んだのではないかと言われています。
イソンギュンのプロフィールと経歴
- 本名:イ・ソンギュン
- 生年月日:1975年3月2日
- 出身地:韓国ソウル特別市
- 身長:180㎝
- 血液型:A型
- 所属事務所:HODU&Uエンターテインメント
大学中退後、韓国の芸術学校で最難関とされる名門「韓国芸術総合学校演劇院」の第1期卒業生という経歴を持つエリート俳優で、2001年にミュージカルでデビュー。その後数多くの映画・ドラマ出演を重ね、2007年のドラマで出演だけではなく、挿入歌を担当したことでブレイクしました。以降は実力派俳優として韓国俳優の中でも注目度が高かったと言えるでしょう。
イソンギュンの若い頃の出演作まとめ
イソンギュンさんはこれまで人気作に出演し続けており、主役を演じた作品もたくさんありました。ここではイソンギュンさんの若い頃の出演作をまとめました。
出演作
イソンギュンさんの知名度が一気にアップしたのが2007年のドラマ「コーヒープリンス1号店」です。イソンギョンさんはコン・ユさんが演じるハンギョルの従妹・ハンソン役で出演し、挿入歌も担当したことでブレイク。人気俳優の地位を確立しました。
また、2010年のドラマ「パスタ~恋が出来るまで~」では、温和な善人のイメージから一転、「オレ様」系シェフを演じ、王道ラブコメドラマとしてヒット作となりました。そして、若い頃ではないかもしれませんが、イソンギュンさんの代表作にして名作「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」は百想芸術大賞でテレビ部門の作品賞・脚本賞を授賞。その他にも時代劇、サスペンスなど色んなジャンルの役を見事に演じ切ることによる実力派として呼ばれるようになったのです。
最後に
今回は、イソンギュンさんについて紹介してきました。大ヒット作「パラサイト」出演俳優として知られていたイソンギュンさんは若い頃から実力派俳優として多くのドラマや映画に出演。しかし、一瞬のスキャンダルで影を落とし、仕事をなくしてしまったことで、自ら死を選ぶという悲しい最期となってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。