韓国の英語教育についてご存知でしょうか?昨今、世界的に進化している英語教育。国際共通語である英語を使いこなせる人材を育てるべく、国が英語教育を推進することも増えてきました。中でも日本にとって隣国である韓国の英語教育の発展は著しく、今ではアジアNo.1とまで言われています。一体、韓国ではどんな英語教育が行われているのでしょうか?
韓国の英語教育がスゴすぎる!
韓国では1997年の法改正により、小学校3年生から英語教育が始まりました。日本で小学校3年生から英語教育が始まったのは2020年なので、20年以上も前から一歩進んだ英語教育を行っていたことが分かりますね。
【参考サイト:Weblio英会話】
韓国の英語教育はコミュニケーション重視
韓国の英語教育は、コミュニケーションを重視して行われています。子どもたちがより楽しく、そして効率的に英語を学べるように、海外に行ったときのシチュエーションを想定して「疑似体験」をするような英語の授業が展開されているそうです。使うテキストも紙ベースだけではなく、教科書に準拠したデジタルコンテンツを駆使して、目や耳からも学べる環境が整っているんです。
韓国人の同僚に韓国の英語教育事情について聞いたところ、韓国人の先生でも授業を全部英語でやるのが当たり前になってきているみたい。
YouTubeも韓国語話せるネイティブと韓国人がコラボする二言語コンテンツがドンドン出てきてるみたいだし、日本も増えてほしいな。自分も貢献できるよう頑張ろう。 pic.twitter.com/vDnKnvFJve
— ATSU (@atsueigo) December 2, 2019
「韓国の高校での英語教育」
です。
ネイティブの先生がレッスンを行っていますね。英語でのコミュニケーションがまあ成り立っている。…
— 米原幸大 (@shin_eikai) January 23, 2024
韓国は教育熱心な国
韓国の英語教育は、韓国が持つ「教育熱心」な特色も影響しているとみられています。韓国は英語教育だけでなく、大学進学や就職のための勉学に時間やお金の投資を惜しまない国民性や文化で知られてきました。特に英語はこれからの必須スキルの1つということで、韓国でも早くから注目しており、小中学生で留学する子どもも増えてきているのだそう!
【参考サイト:ハンギョレ】
韓国の英語教育レベルは?
韓国では英語教育に力を入れており、今ではアジアNo.1といわれるようになりましたが、実際の英語力はどうなのでしょうか?なんと、韓国の小学校6年生の英語レベルは日本の中学2年生レベルに匹敵するのだそう!
EF EPI英語能力指数ランキングの最新情報によると、韓国の英語力は世界で49位。対する日本は87位と、その差は一目瞭然なんですね。なんと韓国は、英語が話されているインドや英語圏近くの国であるチリよりも順位が高いのです!
韓国の英語教育はアジアNo.1だった
韓国の英語力がアジアNo.1といわれるのは、上記「EF EPI英語能力指数ランキング」のデータが示しているように、英語が公用語として話されている国(シンガポールやフィリピンなど)を除くと、韓国がアジアで最も英語力が高いとされているからです。韓国では韓国語が公用語で、英語とは文法や発音がまったく違いますが、勉強熱心な韓国の人たちは高い英語力も誇るようになっていました。
まとめ
韓国の英語教育について調べてみました。かつては日本と同じく、英語が通じない国として知られていた韓国ですが、現在はアジアNo.1といわれるほどに発展し、世界的な英語力ランキングでも順位を上げていましたね。
日本でも小学校3年生から英語が始まりましたが、まだABCからのスタートだったり、本格的なコミュニケーションは学んでいなかったりと、韓国の英語教育と比べると課題が多いといわれています。隣国・韓国の英語教育の影響を受けて、日本の英語教育も発展を見せてくれると良いですね。